令和6年度 第1回いいせんネット研修会について(報告)

1 テーマ 「看取りケアプロセスのイメージをつかもう」
  内  容
   講 演:事例を通した看取りまでのプロセス
   講 師:オフィス藤田 看護師・介護支援専門員 古城 順子氏

2 日  時 令和6年6月27日(木) 19:00~20:30

3 開催場所 川内市医師会立川内看護専門学校 1階会議室

4 参加者 会場参加:44名
講師1名、医師3名、薬剤師2名、看護師(医療機関7名、施設・通所・小規模2名)、訪問看護師9名、介護支援専門員6名、介護職(訪問介護)1名、MSW・相談員2名、行政1名、福祉用具専門相談員1名、作業療法士2名、理学療法士1名、言語聴覚士1名、薬剤学生1名
在宅医療支援センター4名
オンライン参加:52名(20事業所)             合計 96名

5 ま と め これまで「私の意思表明」及び「看取りケア関連シート」についての研修会を複数回行ってきたが、今回はキックオフを目的とした研修会を開催した。「私の意思表明」については医療介護の現場ですぐに取り入れやすい内容であるため、作業部会内でもさまざまな職種からの意見や提案があり川内市医師会版としてある程度の形が完成したと考えている。その他のシートについては利用イメージがつかみづらく反応が薄い印象があったため、今回の研修では看取りケアパスまでの一連の流れをつかんでいただくことも目標のひとつとした。個人ワークでは状態確認シートを自身の経験から記入する演習、グループワークでは時期ごとに記入済みのシートをもとにロールプレイを行った。現場で本人の意思確認を行う場合の難しさや課題を自分なりにつかむきっかけになったと思う。また、看取りまでの経過を追った講演とグループワークにより、実際の看取りのイメージをつかめたのではないかと考えている。今回の研修により看取りケア関連シートの有意義な活用と、看取りの現場における負担軽減や安定的なサービスの提供につながることを期待している。
「私の意思表明」「看取りケア関連シート」については、今回のキックオフ後にHPにて公開した。今後も作業部会を中心に検討や思考を重ねながら、随時研修を行うなどしてさらに使いやすいものになるようにしていきたいと考えている。