1 テ ー マ 「気付き・防ぎ・支え合う現場を目指す~虐待及び拘束を防ぐための視点と工夫~」
内 容 講 演
演題1 「身体拘束について」
講 師 薩摩川内市保健福祉部高齢・介護福祉課 主幹 立野恭江氏
演題2 「高齢者虐待の現状について」
講 師 薩摩川内市保健福祉部社会福祉課 相談グループ長 中島啓介氏
2 日 時 令和7年7月25日(金)19:00~20:30
3 開催場所 川内市医師会立川内看護専門学校 1階会議室
4 参 加 者 会場参加:60名
医師2名,薬剤師1名,看護師(医療機関)5名,看護師(施設・通所・小規模)2名,訪問看護師5名,
地域包括支援センター6名,介護支援専門員17名,介護職(訪問介護)9名,MSW・相談員2名,
行政6名,在宅医療支援センター・事務局5名
オンライン参加:70名(事業所) 合計130名
5 ま と め
今回薩摩川内市役所の立野氏,中島氏を講師として招き,身体拘束発生や高齢者虐待の現状と相談・対応フロー,関連
する職種の連携の必要性について学び,被拘束者や被虐待者の迅速かつ適切な支援を目指した研修会を開催した。身体
拘束は原則禁止だが許容される要件があり慎重な判断と記録が重要であることや虐待が疑われる場合は市の担当者や地
域包括支援センターによる聞き取りが行われコアメンバー会議で協議されるケースもあるという。家族との関係性など
の問題も多く,本人の説得に難渋するケースもあり,居宅介護支援事業所・在宅介護支援センターはもとよりサービス
事業所など多職種の連携が不可欠であり,チームとして協力をお願いしたいとのことであった。グループワークでは
5W1Hに則った聞き取りや情報収集の仕方について意見交換等を行ったところ,関係性を維持しつつ対応する難しさ
や地域包括支援センターへ報告するタイミングに迷う等の意見が聞かれた。最後に薩摩川内市保健福祉部社会福祉課
紙屋課長より総括をいただき,研修会の目的や各々の現場で今後どう生かしていくか確認することができた。反省とし
て,カメラの不調や音声トラブルが発生したことがあげられ,次回以降改善を行いたい。