令和7年度 医療介護連携に関する意見交換会について(報告)

1 日 時  令和7年11月6日(木)19:00~20:30
2 場 所  川内市医師会立川内看護専門学校 1階会議室 
3 参加者  会場参加49名,オンライン参加13名
        講師2名,医師4名,薬剤師5名,看護師8名(医療機関6名,訪問3名),連携室17名(看護師4名,
        MSW12名,事務1名),施設相談員4名,介護支援専門員14名,行政2名,地域包括支援センター1名,
        事務局5名  合計62名
4 報 告  テーマ「入退院調整とデジタル活用のいま~地域で共有する連携のかたち~」
      演 題「令和7年度川薩地域入退院調整ルール」アンケート結果について
      報告者 川薩保健所 健康企画課 健康増進係 保健師 狩宿 綾華 氏
5 説 明  地域の医療と介護をつなぐデジタル活用について
        説明➀かごネット運営事務局 帰山 なつみ 氏
        説明➁川内市医師会在宅医療支援センター 森園 彩
6 グループワーク
      テーマ「多職種連携のポイントやデジタル活用について意見交換」
      進 行 川内市医師会在宅医療支援センター
7 まとめ  今年度の入退院調整ルールアンケート調査はすべての医療機関から回答が寄せられた一方,居宅介護支援
      事業所の回収率は昨年度より低下した。入院時に情報提供があった割合は昨年度に比べて大幅に改善した
      が,退院支援においては少し減少した。不足している情報は医療機関では家族の意向,ケアマネジャーで
      は基本動作に関する情報という結果であった。退院時情報のケアプランへの反映割合は7割で昨年より改善
      されており,引き続きケアマネジャーは入院中の情報収集,医療機関は退院前に何らかの方法による情報
      提供が必要であるとのことであった。
       グループワークでは,初めに医療介護連携につながるデジタル活用についてかごネットとバイタルリン
      クの説明があり,多職種連携のポイントやデジタルツールの活用方法について意見交換をおこなった。安
      全性や費用,利便性など各ツールには特徴があり,機能の違いや特色を理解した上で活用すれば連携がと
      りやすく,情報伝達やコミュニケーションの効率化に有効ではないかという意見が聞かれた。一方でデジ
      タルツールに関心や必要性を感じるが実際の利用イメージが沸かないという意見も聞かれ,依然として従
      来の方法は切り離せない現状がある。多職種連携を進めるなかでバイタルリンクなどICTツール活用の理
      解が深まるよう,センターとしての課題をいただいたと考えている。

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