令和3年度 医療介護連携に関する意見交換会について(報告)

令和3年度 医療介護連携に関する意見交換会について(報告)

 

1 日 時  令和3年11月25日(木) 19:00~20:30

 

2 場 所  川内市医師会立川内看護専門学校 1階会議室

 

3 参加者  会場参加34名

講師2名、医師3名、看護師(医療機関)3名、訪問看護師3名、MSW5名、

ケアマネ9名、行政3名、スタッフ6名

オンライン参加 29名(12事業所)              合計63名 

 

4 内 容  ①報告 :「令和3年度川薩地域入退院調整ルール」アンケート結果について

発表者:川薩保健所 健康企画課 健康増進係長 五反田 都子氏

②グループワーク

テーマ:「みんなで体験!退院前カンファレンス」

事例提供:若松記念病院 医療ソーシャルワーカー 鶴原 里志氏

 

5 まとめ    毎年11月に開催する「医療介護連携に関する意見交換会」を、昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催することが難しく、時期をずらし、グループワークなしの「地域つながる研修会」と題して開催したが、今年度は、鹿児島県介護支援専門員協議会川薩支部様にご協力賜り、オンラインでグループワークを実施することができ、会場も机上にパーティションを設置するなど感染対策を十分に施した上で、グループワークによる「意見交換」を実施した。

まず初めに、川薩保健所が実施した「入退院調整ルール」アンケート結果について報告していただき、川薩地区の入退院調整の現状と今後の課題について共有した。

グループワークでは、提供していただいた事例の模擬カンファレンスをグループごとにおこない、リスクを抱えながらも「自宅に帰りたい」という想いを持つ患者と家族の支援について協議し、意見交換のみならず、今ある地域の資源や課題について共有することができた。

グループワーク後の感想では、参加者より「本人や家族の思いをくみとり、それを退院後の支援に活かすために大事なことを学んだ」「他職種の方の視点、同じ業種の方の視点を伺うことができ、自分に足りない点がわかり学びになった」「入院後早めに介入し、退院支援を行うことが重要だと思った」等の意見が挙げられた。

会場でマスクやパーティション越しにする会話も、オンラインのブレイクアウトルームでコミュニケーションを図ることも難しく、音声や動画に問題が生じるなど研修会開催の課題が残るが、会を通じて参加者同士が楽しみながら患者と家族の想いを汲み取った支援について考え、連携の質を高めることを意識づけ、多職種間の交流を深めることができた。今後も医療介護連携について地域全体で作り、盛り上げていけるよう、意見交換会を企画していきたい。

 

令和3年12月1日

川内市医師会在宅医療支援センター

提供資料