令和3年度 第3回 いいせんネット研修会について(報告)

令和3年度 第3回いいせんネット研修会 について(報告)

 

1 テーマ  「ご本人の想い・希望をつなぐACPの実践」

     内 容  講演: ACPの実践における倫理的課題と対応

              ~その人らしく生ききることを共に紡ぐために~

          講師: 社会医療法人博愛会相良病院 顧問 江口 恵子 氏

 

2 日 時  令和4年2月10日(木) 19:00~20:30

 

3 開催方法 オンライン(川内市医師会訪問看護ステーション会議室より発信)

 

4 参加者     講師1名、医師3名、歯科医師1名、薬剤師8名、看護師(医療機関)3名、訪問看護師8名、

        介護職(訪問介護事業所)1名、介護職(施設・通所)6名、介護支援専門員14名、

        MSW・相談員2名、行政1名、地域包括2名、不詳(申込者と同席して参加された方)18名、

        在宅医療支援センター5名  合計73名

5 まとめ
  今回の研修会では、県の「医療・ケア意思決定プロセス支援事業」の一つである、「地域におけるACPの活用支援事業」として江口氏を招き、アドバンス・ケア・プランニングの実践における倫理的課題と対応についてお話しいただいた。
  講演の中で、令和元年11月に開催した同研修会で江口氏にお話しいただいた用語の意味や定義、歴史的変遷や実際の進め方、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を踏まえた一連の流れ等、ACPの基礎についてまず振り返り、研修会参加者から事前にいただいた質問を紹介され具体的に分かりやすくご回答いただいた。
  また、現在進行中の事例や講師ご自身の体験を基に、日常的な何気ない会話が大切であること、日々の医療やケアの中で本人の想いや希望を見つけられることを丁寧に伝えられ、関わる際に本人が想いや価値観を言語化するためのサポートが支える人の役割の一つであること等を詳しくお話しいただいた。
  今回の研修を通じ、患者や利用者の意思を尊重した質の高いケアを実践するためにはACPが重要な手段であり、ただ話し合って文書で残すことではなく、そのプロセスが大切であることがわかった。
  今後も薩摩川内市の医療・介護職全体でACPについて理解を深め、多職種が連携して患者や利用者本人の意向を尊重した医療やケアの提供ができるような研修会を今後も開催していく。

令和4年2月18日

川内市医師会在宅医療支援センター

 

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