令和4年度 薩摩川内市在宅医療・介護市民フォーラムについて(報告)

1 目的:市民一人ひとりが、自分らしい生き方とは何か、どのような最期を迎えたいか、身近な人と話をしておくことが豊かな人生を全うするうえで大切であることを考える機会とする。 
2 主催:川内市医師会
3 共催:薩摩川内市
4 日時:令和4年10月22日(土) 14:00~16:00
5    場所:薩摩川内市国際交流センター コンベンションホール(YouTubeライブ配信)
6 内容:開会のごあいさつ  川内市医師会長 久留 敏弘先生
(1)講演「人生会議のABC~あなたの人生、勝手に決められていませんか?~」
    講師 きいれ浜田クリニック 院長 濵田 努先生
(2)シンポジウム「その人の望む生き(逝き)方を支えるには」
     シンポジスト おやまクリニック 院長 小山 寿先生
     シンポジスト 済生会川内病院 緩和ケア認定看護師 古川 いづみ氏
     シンポジスト オフィス藤田 認知症介護指導者・看護師 古城 順子氏
     助 言 者  きいれ浜田クリニック 院長 濵田 努先生
     進   行  川内市医師会 理事 有村 隆先生
7 来場者数:121名(一般:84名、事業所・関係者:37名)
     視聴者数:51名
     登壇者:6名
     スタッフ:23名(警備・音響・司会等含む)
8 アンケート回収率:77%
9 まとめ
  この市民フォーラムは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2度延期となり、今回、無事に開催できた。
開催にあたっては、企画・立案の段階から在宅医療介護連携推進事業作業部会委員を中心に検討を重ねて一つ一つ作りあげた。
  第1部では、きいれ浜田クリニックの濵田努先生に人生会議とは何か、終末期医療の実際やエピソードなども踏まえてお話しいただき、最後は「あなたの一番大切な人とたくさん話し合いをしてください」と来場者へメッセージを伝えられた。
  第2部では、薩摩川内市内で働く3名の専門職のシンポジストが、医療・介護分野の実際の取組みについて発表された後、濵田先生を交え意見交換を行った。
  当日は、薩摩川内市民の皆さまをはじめ、各事業所、市外からも多くの方が参加され、アンケート結果から、フォーラム全体としては「参考になった」、ACP(人生会議)については「理解できた」「家族等ともしもの時について話をしてみたい」「少しずつ話す機会を設けていきたい」との回答が多くを占めた。
  市民フォーラムを開催したことにより、市民の方が自分の想いを見つめなおし、大切な人と想いを共有するきっかけとなったのではないかと考える。住民が住み慣れた地域で最期まで過ごすことができるよう多職種が連携し支援する仕組みを作るために、今後も引き続きセンターとしての役割を果たしていきたい。

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