1 日 時 令和6年11月7日(木) 19:00~20:30
2 場 所 川内市医師会立看護専門学校1階会議室
3 参加者 会場参加53名
講師1名,医師名4名,看護師11名(医療機関10名,通所1名),訪問看護師4名,MSW 8名,PSW3名,理学療法士1名,作業療法士2名,介護支援専門員13名,行政1名,地域包括1名,事務局4名
オンライン参加16名(9事業所) 合計69名
4 内 容 切れ目のない医療・介護連携に向けて何が必要か
~多職種で紡ぐ入退院と退院後に望む生活を送るために~
➀ 報 告:「令和6年度川薩地域入退院調整ルールアンケート結果について」
発表者: 川薩保健所 健康企画課 健康増進係長 五反田 都子氏
➁ グループワーク
テーマ:「アンケート結果から抽出した課題を達成するためにできること」
進 行: 川内市医師会在宅医療支援センター
5 まとめ
今年度の入退院調整ルールアンケートは1箇所を除く医療機関から回答が寄せられた。医療機関による入院時情報共有なしという回答が44件あったが,退院時カンファレンス件数は増加し,退院支援では家族の意向など幅広い情報が不足しているとの結果もあり,様式にこだわらず必要とされている項目を適切に選択し情報共有する工夫が必要であるとのことであった。また,ケアマネジャーへの調査結果からは経験豊富な人材は多いものの新規採用が少ないこと,入退院情報提供率は県内でも高い数値であることがわかった。41%が退院時情報をケアプランに反映していないと41%が回答しそのうち95%が自宅への退院という結果があったため,グループワーク①の課題としてその理由について意見交換を行い,アンケート記載方法の注意書きに見落としがあったことなどが原因として挙げられた。グループワーク➁では家族の意向の捉え方が課題として挙げられたが甑島地域の現状としてキーパーソン以外の家族が介入することの難しさに関する発表があり,参加者も聞き入っていた。
グループワークでは非常に活発な意見交換が行われており,入退院調整ルールの必要性が周知されていることが伺えた。入退院時に1人も困る人が出ないように関係職種がどのように連携していくべきか,加えてバイタルリンクなどのICTツールの活用で円滑な連携と業務負担の軽減が行えるよう,センターとしての課題もいただいたと考えている。
令和6年11月12日
川内市医師会在宅医療支援センター