1 テーマ 「もしバナマイスターとともに『もしバナゲーム』しませんか」
内容 主旨説明 「もしバナゲームを通して考える人生観
~あなたの大切にしたいことは何ですか~」
川内市医師会在宅医療支援センター 森園 彩
もしバナゲーム
2 日時 令和8年3月12日(木) 18:30~19:30
3 開催場所 川内市医師会訪問看護ステーション 会議室
4 参加者 会場参加:10名(勉強会の性質上,オンライン無し)
<内訳>看護師5名,管理栄養士1名,行政職員1名,当センター職員:3名
5 ま と め
「もしバナゲーム」をミニ勉強会に取り入れたのは,昨年8月に在宅医療支援センター職員2名がもしバナマイスタープログラムを受講したことが契機である。本勉強会の主催は当センターであるが,アドバイザーとして済生会川内病院の緩和ケア認定看護師の古川氏にも参加していただいた。
はじめにゲームの趣旨と方法を説明した後,参加者6名,アドバイザー1名,当センター職員1名の計8名が2グループに分かれて実施した。
今回ゲームを体験した8名のうち3名はこれまでに体験したことがあり「ヨシダルールを知らない」「再び自分の気持ちに向き合いたい」という理由で,未体験の参加者のうち2名は「九州地区医師会立共同利用施設連絡協議会において玉名郡市医師会がゲームを紹介していたので興味を持ち,今後自施設の研修での導入を考えている」と参加理由を述べられた。
まず自分自身を「余命半年」と仮定し,何を大切にしたいか参加者同士で共有していただいた。2グループのうち1つは,ほとんど面識のない者同士の看護師グループ,もう1つは知人が1名以上含まれる多職種グループであったが,いずれも和やかな雰囲気の中で手順に沿って進められていた。看護師グループでは特に現場での体験を自分に重ね合わせながら気持ちを共有する場面がみられ,最終的には「ありがとうと言って最期を迎える」という言葉をワイルドカード(自由に自分の意向に置き換えるカード)に書きたいとの感想が述べられ,会を締めくくった。
勉強会後のアンケートでは,「同じような考えでも優先する内容が少し違うこと」や「職種によって言葉選びが違うこと」に気付いたとの意見があったほか,「自分のことを真剣に考える機会になった」「ゲームだから…という気楽な設定だけど深いところまで考えさせられて良かった」などの感想が寄せられた。
(所感)
参加メンバーの多くが現役で医療・介護に携わる職種であり,日頃から余命が限られた患者と対話する機会のある方も含まれていたが,ゲームを通して自分にとって大切にしたいことを改めて整理するとともに,参加者同士が互いの考えに触れることで多様な価値観があることへの気付きも得られていた。今回の経験が今後それぞれの医療・介護の現場において患者や利用者と人生の最終段階について対話を重ねていく際の一助となることを期待したい。また,来年度以降も作業部会委員と共にACP普及に関する活動や協議を継続していきたい。
※川内市医師会在宅医療支援センターでは、「もしバナゲーム」をテーマとした出前講座を今後実施する予定です。お気軽にご相談ください。