平成29年度 第1回 多職種連携に係る事例検討会について(報告)

1  テーマ 「グループホームでの看取りについて」

2 日 時   平成29720日(木) 19:0020:30

3 場 所   川内看護専門学校 会議室

4 参加者   講師2名、医師4名、歯科医師1名、薬剤師12名、看護師7名、訪問看護5名、ケアマネ12名、退院支援担当者8名、ホームヘルパー3名、グループホーム19名、小規模多機能型居宅介護4名、特別養護老人ホーム1名、軽費老人ホーム1名、養護老人ホーム1名、サービス付き高齢者住宅3名、有料老人ホーム4名、地域包括1名、行政4名、在宅歯科2名、スタッフ4

                                                   合計98

5 内 容   【講演会】

演題 :「グループホームでの看取りについて」

~グループホーム鹿野苑(ろくやおん)での事例をとおして~

               講師 :介護サービスセンター水引 グループホーム鹿野苑

                                                                               施設長 下名照代 様

                                                                                主  任 黒木麻美 様

 【グループワーク】

①グループホーム・施設での看取りの現状について

②どのようなバックアップ体制(スタッフの支援など)があればグループホーム・施設での看取りを実現できますか?

 

6 まとめ   

平成29年度 第1回事例検討会では、「グループホームでの看取りについて」というテーマで、下名照代様と 黒木麻美様にグループホーム鹿野苑(ろくやおん)の看取りの事例についてご講演いただいた。

末期がんを患っても、グループホームで医療や介護の支援を受けながら生活を継続し、最期のときを病院ではなくホームのスタッフや家族に見守られて迎えられた経過をお話いただいた。本人、家族、在宅医、グループホームのスタッフが連携を図りながら、ご本人の希望に寄り添った支援を行うための体制について、スタッフの実演を交えながら具体的に伝えていただいた。

グループワークでは、各々のグループホームや施設での看取りの現状、看取りを実現するための体制について多職種が意見交換を行った。ご本人の意思を尊重し、在宅医の協力を得てスタッフと家族が信頼関係を築きながら共通認識を持つことの大切さが語られていた。      

今回の研修が、最期を迎える場所として在宅や施設を選択できる体制づくりを考えるきっかけとなって、地域に根ざした在宅医療の推進につながるように今後も研修会等を継続していきたいと感じた。

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