令和4年度 第1回いいせんネット研修会 について(報告)

令和4年度 第1回いいせんネット研修会 について(報告)

 

1 テーマ 「地域の認知症のひとを支えるために」

講演1: 社会との共生を目指した認知症ケア
講 師: 社会医療法人卓翔会 市比野記念病院 理事長 黒田篤先生
講演2: 薩摩川内市認知症初期集中支援事業の取組みについて
講 師: 薩摩川内市高齢・介護福祉課 立宅広奈氏

2 日 時  令和4年7月6日(水) 19:00~20:30

3 開催方法 川内市医師会立川内看護専門学校 1階会議室

4 参加者 会場参加:35名
講師2名、医師1名、看護師(医療機関)1名、看護師(通所)2名、訪問看護師2名、介護支援専門員9名、介護職(施設・通所・小規模)4名、MSW・相談員4名、福祉用具担当者2名、行政3名、在宅医療支援センター5名
オンライン参加:61名(38事業所)             合計96名

5 まとめ

今回は2名の講師を招き、「地域の認知症のひとを支えるために」をテーマに研修会を開催した。
黒田医師からは、認知症ケアや認知症施策、社会参加など「社会との共生を目指した認知症ケア」についてご講演いただいた。講演のなかでは、認知症の疑いのある人の車の運転や安全に暮らせるために気を付けることなど、参加者から事前にいただいた質問にも具体的に分かりやすく回答いただいた。
立宅氏からは、認知症初期集中支援事業の取組みや活動事例、具体的な相談内容等について、詳しくご講演いただいた。社会参加や役割があることは、本人の自信にも繋がるため、例えば「踊りなどの特技を披露したい」「特技を活かした軽労働により人の役に立ちたい」など本人の要望がある場合は、社会福祉協議会等と連携してその機会を一緒に模索することも方法の1つだと話があった。
参加者からは、「社会参加の方法について知り、今後の利用者への提案の幅が広がった」「小さい子どもから高齢者まで、全ての人が認知症予防について学ぶ機会が必要」などの感想が寄せられた。
今後も、より良い在宅医療・介護連携へ繋がるよう、研修を企画していきたい。

令和4年7月8日
川内市医師会在宅医療支援センター

 

・・・動画配信について・・・

今回の研修会の動画配信はおこないません。ご了承ください。

 

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