令和2年度 第1回いいせんネット研修会について(報告)

1 テーマ  今なぜACPなのか!~自分のこととして考えよう~

内 容  ①講演:『ACPに関する院内での取り組み』

 講師:社会福祉法人恩賜財団 済生会川内病院 緩和ケア認定看護師 古川 いづみ氏

②講演:『当クリニックにおける「ACP(人生会議)の取り組み』

 講師:医療法人山寿会 おやまクリニック 院長 小山 寿先生

③ワーク:もしバナ体験

 

2 日 時  令和2年11月26日(木) 19:00~20:30

 

3 場 所  川内市医師会1階会議室

 

4 参加者       会場参加46名、

講師2名、医師2名、歯科医師1名、薬剤師6名、看護師(医療機関)2名、

看護師(施設・通所)1名、訪問看護師3名、訪問介護事業所1名、ケアマネ11名、

MSW5名、行政5名、看護学校教員1名、その他2名、スタッフ4名

   オンライン参加35事業所(推定65名)

合計 111名 

5 まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響により開催を見送っていた多職種研修会であったが、今年度初めて会場参加とオンラインを併用したハイブリット方式で開催することができた。

今回は、二人の講師を招き、「ACP」をテーマとした研修会を開催した。まず、古川氏の講演では、ACPの基本的知識、済生会川内病院での取り組みについて講演いただいた。続いて小山医師の講演では、クリニックにおける取組みや実際に使用している「穏やかな最期を迎えるための『私の希望表明書』」の紹介、導入の利点等についてお話しいただいた。

講演後は、もしバナ(もしものときの話し合い)体験ワークを行い、自分の人生の最期がどう在りたいか、自分の気持ちを整理し、言語化することで、自分の価値観を再認識することができるワークとなった。

参加者からは「自分を振り返るいい機会となった」「入退院支援において、残りの人生に関する意向の伝達や引継ぎが不足していることもあるため、多くの方に広まってほしい」との意見がありました。

今後も薩摩川内市全体でACPについて理解を深め、多職種が連携して患者や利用者本人の意向を尊重した医療やケアの提供につながるような研修会を今後も開催していく。

 

令和2年11月30日

川内市医師会在宅医療支援センター

 

 

 

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